WBCでMLBはいくら儲かった?元SBホークス幹部小林至が売上を試算
WBC第6回大会は、南米ベネズエラの劇的な初優勝で幕を閉じました。
大会自体の盛り上がりについて、結論から言えば前回大会で変わった潮目が
今回はっきりと“本物”になった。そんな大会でした。
2013年・2017年の頃は「この大会、次で終わるのでは」と囁かれた時期もあったのに、
前回の2023年で潮目が変わり、今大会で商業パッケージとして完成度が一段上がった、
というのが私の見立てです。まずは「需要」の手応え。
⚾日本戦以外も満員⋯観客動員数増加の要因
前回130万人だった観客動員は、今回は一気に25%増の162万人。
東京ラウンドも36万5000人まで伸びました。従来は日本戦以外の集客に苦労し、
日本戦のナイターに日本戦以外のデーゲームを抱き合わせる“通し券”が常套手段だったのが、今回は各試合を個別販売に切り替えられた。
台湾戦が満員になったのは象徴的で、在日台湾人とインバウンドの波——
「野球見て浅草へ」の観光動線——まで含めて、WBC自体の吸引力が確立したことを示しています。日本の興行を取り仕切る読売新聞はこの変化を読み、収益最大化に振り切った。
これはまさにプロの仕事です。
アメリカでも数字が跳ねました。ベネズエラ対アメリカの決勝は、
米国内で1078万人が視聴。前回の大谷×トラウトの決勝(520万人)でさえ
「MLBポストシーズン級」と驚かれたのに、そこから倍です。
もちろんヤンキース×ドジャースといった“目玉カード”の年には届かないものの、
2023年のワールドシリーズ平均を上回る水準。
3月はNCAAバスケットボールの天下で、野球にとって居場所の作りづらい時期です。
そのタイミングでWS越えの視聴を叩き出した意味は小さくありません。
賞金の伸びも分かりやすい指標です。総額は3700万ドル(約55億円)へ、
2023年(1500万ドル)の倍以上。私は今大会の売上をざっくり積み上げてみました。
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