WBCでMLBはいくら儲かった?元SBホークス幹部小林至が売上を試算

WBCは“種まき”から“刈り取り”へ ——数字で見えた潮目の本物化
小林至のプロ野球ビジネス学 2026.03.30
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WBC第6回大会は、南米ベネズエラの劇的な初優勝で幕を閉じました。

大会自体の盛り上がりについて、結論から言えば前回大会で変わった潮目が

今回はっきりと“本物”になった。そんな大会でした。

2013年・2017年の頃は「この大会、次で終わるのでは」と囁かれた時期もあったのに、

前回の2023年で潮目が変わり、今大会で商業パッケージとして完成度が一段上がった、

というのが私の見立てです。まずは「需要」の手応え。

NPB公式サイトより

NPB公式サイトより

⚾日本戦以外も満員⋯観客動員数増加の要因

前回130万人だった観客動員は、今回は一気に25%増の162万人。

東京ラウンドも36万5000人まで伸びました。従来は日本戦以外の集客に苦労し、

日本戦のナイターに日本戦以外のデーゲームを抱き合わせる“通し券”が常套手段だったのが、今回は各試合を個別販売に切り替えられた。

台湾戦が満員になったのは象徴的で、在日台湾人とインバウンドの波——

「野球見て浅草へ」の観光動線——まで含めて、WBC自体の吸引力が確立したことを示しています。日本の興行を取り仕切る読売新聞はこの変化を読み、収益最大化に振り切った。

これはまさにプロの仕事です。

東京ドーム公式サイトより

東京ドーム公式サイトより

アメリカでも数字が跳ねました。ベネズエラ対アメリカの決勝は、

米国内で1078万人が視聴。前回の大谷×トラウトの決勝(520万人)でさえ

「MLBポストシーズン級」と驚かれたのに、そこから倍です。

もちろんヤンキース×ドジャースといった“目玉カード”の年には届かないものの、

2023年のワールドシリーズ平均を上回る水準。

3月はNCAAバスケットボールの天下で、野球にとって居場所の作りづらい時期です。

そのタイミングでWS越えの視聴を叩き出した意味は小さくありません。

賞金の伸びも分かりやすい指標です。総額は3700万ドル(約55億円)へ、

2023年(1500万ドル)の倍以上。私は今大会の売上をざっくり積み上げてみました。

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  • WBC2026の総売上を試算
  • ⚾️次回WBCが地上波放送に戻る可能性
  • WBCは“日本で稼ぐ”から”アメリカで稼ぐ”へ

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